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人と農・自然をつなぐ会
Description
人と農・自然をつなぐ会の代表・杵塚敏明は、一九七六年から数名の生産者仲間と消費者の支援で、無農薬茶の会を発足し、以来完全無農薬、有機栽培でお茶を生産し続けています。現在では、静岡県藤枝市を中心に仲間を増やし、二十数件の農家と共により良い無農薬茶、そして食の安全を追及し、日々の農作業・活動を続けています。「日本の土は弱酸性」などという理屈を誰かに知らされたわけでもない。 しかし太古の昔から日本の百姓は土作りを忘れなかった。 家畜はほとんどの農家で飼われ、糞は大地に還元されていた。稲藁を利用しての堆肥作り、人糞を使っての水肥を、そして枯れ草・枯れ葉を集め、せっせと田畑にかつぎこんだ。耕地の周りには、その面積の倍にも比する草場があった。つまり土を生き物と規定し、健全なエサを与え、ミミズをはじめとした土壌微生物やバクテリヤの働きで肥沃な土を作り、その土から作物という新たな生命を生み出し、それを人間の命を保持する食糧としてきた。まったく自然のサイクルの中で農業が営まれてきたわけである。  農耕民族としての歴史は原始共産制社会までさかのぼるが、きわめて重要な事はその後、奴隷制社会、封建制社会、資本主義社会と、社会の構造は変わっても営々として自然との調和の中で、あらゆる工夫を積み重ね農業が続けられてきた事である。  それが現代資本主義の時代に移り、省力化、機械化が追求される中で、これまで数百年、数千年積み上げてきた日本の風土にあった農法のすぐれた面まで、完全に忘れ去られてしまった。これはただ農民だけの責任だろうか。はっきり記すなら1960年、日米安保条約が結ばれ、経済協力にもとづき外国農産物の事実上無制限の輸入政策がとられ、亡国農政のスピードに一層拍車がかけられたこと。また、1961年には農民切り捨ての農業基本法が制定され、外国農産物に対応するには自立農業=規模拡大・選択的農業へのかけ声のもとに農民は尻をひっぱたかれてきた。  その結果、家畜は農村から姿を消し、限られた土地からより多くの金を得る為には、土の存在さえ忘れ化学肥料・農薬にたよりきった農法がおし進められてきた。かつて(十数年前まで)は土から農産物が生産されつづけた。今は土に変わって化学肥料と農薬によって生産される。と表現すれば言い過ぎだろうか。 自然のサイクルを壊し、目先の金を取る農法の当然の帰結として、農業は平和産業から公害産業に変わろうとしている。土壌の悪化、強酸化は進み、土壌生物は死滅寸前となり、硝酸態窒素を多投した牧草で飼育された乳牛が起立不能症(腰抜け病)にかかったり、化学肥料による地下水の汚染は全国各地どこを見ても、めずらしいことではなくなってしまった。  さらにバカげたことは、農薬で農民が毎年死んでも病害虫を100%根絶することは、どんなに強力な農薬を使っても出来なかった。農薬によっては三十年間もの間、土壌に残留するといわれる。体内への蓄積、他の食品添加物との相乗作用、子孫への影響等々、問題は山積みされている。お茶だけを無農薬にし、会員だけが利用しても問題の解決になるとは思わない。しかし私達には自然を守り、自らの生命を守り、子孫により良い環境を継承してゆく義務があるのではないだろうか。その意味からも、この仕事に生産者、消費者がその立場を越え、力を合わせて取り組む事の意義は大きい。どんな大河の源も、きわめてわずかな水の流れに始まる。 
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